趣味は走ること

 

           team RIZE  コーチ   

          遠藤侑汰

                中京大学(スポーツ科学部)卒

 

「陸上」に対しての印象を正してくれた、考え方がガラリと変わったのは、木谷さんに出会った中学三年の時でした。

僕は、保育園の時から走るのが好きで運動会のかけっこで一等賞を取れた時は、凄く嬉しかったのを覚えています。

小学校五年の時に母の勧めもあり地元の陸上クラブチームに入りました。練習は、キツイ事もありましたが大会に出る度にベストタイムを更新出来、どんどん速くなっていく自分が嬉しくて楽しかったです。しかし、中学に進学して大会に出ると今まで難なく勝っていた選手や聞いた事の無い選手にどんどん抜かれていきました。僕は、悔しくて「もっとたくさん走ろう、腕立て伏せやスクワットをやろう。そうすればもっと速くなれる」と何の根拠もなくただ練習していました。でもどれだけやっても勝てませんでした。そんな時に木谷さんに出会いました。

 木谷さんは、陸上は、ただのかけっこ、楽しくやろうと教えてくれました。今思い返すと勝てなくなった時から陸上は、「勝つことが全てだ。勝てなきゃ意味がない」と小学校の時のように陸上=楽しい事だということを忘れていました。実際中学二年生の時には、練習が嫌になって陸上から離れていた時期がありました。木谷さんは、「走る事」とは、どういう事かという事を実際に身体を動かして教えてくれました。木谷さんが教えてくれる「走る事」は、今までとは、違う考え方ばかりでしたがなぜそうすればいいのかを身体の筋肉や骨格の造りから科学的に教えてくれるので理解しやすく納得させられる事ばかりでした。それから次第に考えながら走るようになっていきました。最初の一か月ぐらいは、新しい動きが頭では、わっかているが身体がその通りに動いてくれずタイムは、伸びませんでした。しかし指導者を信じ常に考え努力した結果、徐々に動きが身に付きシーズン最後には、愛知県トップのレベルにまで成長出来ました。

 ある程度目指していた動きが身に付き、走れるようになった今思う事は、昔はただ速くなりたいと思い間違った動きで練習していた事。日本、世界のトップ選手の走り方を真似して走ろうとしていたがそれは間違いでベースの正しい動きが出来るようになって初めて日本、世界のトップ選手の動きに似てくるという事。一番大切な事は、陸上に対して楽しいイメージを持ち、趣味は、「走る事」だと言えるようにならないと記録は、伸び続けないという事です。

 

(2014.4.1記)